2013年06月19日

猫を助けてあげられなかった


きのう、

夜 8時ごろ


娘と犬の散歩に行ったんだ。

猫がいっぱいいる家の前の道で、

あたしたちの目の前で

車が猫をひいて走り去ったんだ。


パンて音がして

車は行ってしまって

暗闇の中でわずかに見える物体は動かなくて

でも次の瞬間「に゛ゃー」とガラガラ声で3回ないて

それからまったく動かなくなった。


目の前で見たのははじめてで

どうしようもできなくてしばらくふたりといっぴきで固まってしまった。


車の運転手はたぶん、犬とあたしたちを見ていたのだろう。

それで猫に気付くのが遅れたのだろう。

猫は車が来る前からずっと道路上にいて、あたしはひかれる瞬間、

ひかれたあとまでずっと猫を見ていたから。


運転手が誰なのかまったくわからないけど、

袋小路になっているこの道では、知り合いの可能性がとても高い。



猫がいっぱいいる家は、

少し問題のある家で、老人がひとりで住んでいて自治会にも入っていない。

毎年子猫が生まれるけど、そこらじゅうで車にはねられたりして、

生き残る猫の数は増えない。


それだから、というわけなのか、あたしたちは、本当に何も、しなかった。

できなかった、のかもしれなかったけど、しなかった。

ごめんね。

どうすればよかったのだろう。

「しかたがなかった」

その言葉しか浮かばない。

運転手に対しても

あたしたちに対しても

猫の家の老人に対しても

猫に対しても



願わくば

今度は良い家庭に生まれ変わって

幸せに生きることができますように。


posted by 辰多みか at 23:00 | 不思議な話・過去・前世 | 更新情報をチェックする
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