2012年09月28日

人の「気」を奪う人たち その@

人から「気」をもらって、いきいき 生きてる人たちがいる。


人から気をもらえないと、しおしおのぱー みたいになって

文字通り、元気がなくなって、まず目から死んでいって、

なんか 病気になっちゃったり 大変になって、

しおれた植物 みたいになっていっちゃう。





人からもらう「気」って、




ありがとう とかの 感謝の気持ちだったり、


すごいね とかの 称賛の言葉だったり、


ごめんなさい って謝らせたり、


いろいろあるんだけど、





それをもらうために、卑怯なてだてを使う人たちがいるんだ。


そういう卑怯な人たちを「人から気を奪う人たち」という。いや、一般的に

どう言うかは知らないけど、あたしが、いう。



ひきょうじゃなければ、「奪う」とは言わない。

誰でもやっている、気の交流、気のキャッチボールだ。





「卑怯な手立て」、あたしが 今まで 目にしたのは、こんな場面だよ。


あたしは、とある絵画教室に通ってた。



そこの生徒は、ほとんどが、50才以上で、みんな、おじいちゃんおばあちゃん。


20代は、あたしと友人以外、ほぼ皆無だった。

まあ、そんなとこに入ったわけだけど。



何年も通ってるのか、10人ほどの生徒は、だいたい顔見知りらしかった。




その中で、ひときわ上手な おじいさんが居た。


みんな、教室に入ってすぐ、その人がスケッチブックを開くと、後ろに見に行った。




おじいさんも心得ていて、


良く見えるようにしてくれた。そう、みんなに見せているんだ。



みんな口ぐちに 「上手ね」、「この色づかいいいね」「ここが素敵」、それは、心からの称賛の声だった。

だって、本当に上手なんだもの。



おじいさんは、ニコニコしていた。いつも、ニコニコしていた。そして誇らしそうだった。

上手な絵と、嬉しそうなおじいさんを見るのは、楽しかった。





もう一人、





スケッチブックを、みんなに向けて開く人がいた。



その人も、年配の、おばあさん。たぶん、あのおじいさんと、

どっちが上かっていうくらいの、教室一、二の年配者だと思う。






どちらも、かなり長い間、通っているのではないかと思う。

たぶん、どちらも 古参の 教室の主(ぬし)だ。







そのおばあさんは、



教室に入ってくるなり、






スケッチブックを、




教室の前の、黒板のところに、開いて、置くんだ。






みんな、(あのおじいさんも)、


スケッチブックを置くのは、自分の目の前に立てた、イーゼルの上だっていうのに。




おばあさんは、



とても味のある絵を描く人だ。


写実的、とかではなくて、本当に絵が好きで、


いつも、いつまでも描いてる、そんな感じの絵なんだ。

そう、決して「上手」ではない。でも、絵が好きだってことは、伝わってくる。


だって、課題を一週間でこなしてきて、またさらに違う絵を描いてくるんだから。





みんなも、それはよくわかってて、

黒板に、全員から見えるように置かれた絵を見て、言う。



「上手ね」、「この色づかいいいね」、「ここが素敵」


そう言って、褒めるんだ。

うわっつらで言ってるわけではない。味のある絵を褒めてるんだ。






そのおばあさんは、ひととおり褒められたあと、いつも、こう言う。


「そんなことないよ」


「もう、ぜんぜん・・・」


笑いもせず、卑下する。いや、褒められてる事に、うっすら、口元が笑うのを隠しきれない時がある。


褒めてる途中でも、

「いやっ、いやいやそんな・・・」と言葉をさえぎって言う時もある。





そう言われた、褒めた生徒は、

その人たちは、いつも決まってて、50代くらいのちょっと強気っぽい主婦二人なんだけど、


「そんなことないわよ〜、本当にじょうずぅ」


褒めのダメ押しをする。








なんだ?

先生でもないのに、黒板に絵って?

毎回毎回なんだけど。

あたしはこの光景がはじまると、なんか むしずが走った。

ゾ〜ッ とした。






黒板に絵を置かれて、見ない人はいないでしょう〜。

みんなそっち向いて座ってるわけだし。

しかも、「ハイッ」て言って、置くわけだし。





そうしたら、やっぱ、褒めるよね、褒める場面だよね?


ここでほめないと、無視?  いじめ?だよね なんか。


で、ほめたら、




「そんなことはない」と(キッパリ)。




ニヤニヤ笑いが隠しきれないくせに・・・・








主婦二人に、「見せて〜」って言われてるわけじゃないよ。そんなこと一度も聞いてないよ。

そして、おばあさんが「ありがとう」とか言うのは、聞いたことが無い。

主婦さんは、他の、あたしの所とかも、ぐるっと回って、みんなを褒めるんだけれど。






本当に、この黒板のやりとりが、毎回 嫌だった。




この教室をやめたのは、たぶん、これも原因のひとつだ。




こういう人が、人から「気」を奪う人だ。





たぶん、褒めてくれる強気の主婦たちさん (ありがとう、あたしはとても助かった。

だって、あたしや他の人が褒めなくても良かったんだから。)

が、いっぱい、気をまわせる人で、需要と供給が合ってる、奇跡の教室だったんだろうけど。






もし、おばあさんが、あたしに向かって、直球、

「も・っ・と・ほ・め・て・・・・・」オーラを出してきたら、



あたし、一発で たぶんノックダウンだよ。





人にあげる「気」なんか、じゅうぶん持ってないよ。

一回ほめて、あとのやりとりで、疲れ果てて教室やめちゃうよ。


それはかろうじて無かったから、半年、期限まで通って、そこはやめた。






そのあとどうなったんだろうな。

年も年だったから、もう、、、居ないかな?? 居ないよね?



あのおばあさんは、ほめられなくなったら、確実に、しおれる、と思う。


だって、人の「気」で生きてたんだから。





あたしはそんなふうに なりたくない。


年をとれば、大人になれるわけじゃ・・・ないみたいだ。


posted by 辰多みか at 00:02 | 気の交流 | 更新情報をチェックする
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