2012年12月08日

完全な自分と不完全な自分

昔むかし、世界がひとつだった頃

世界は「自分」で、


「自分」は完全だった。


「自分」は永遠にひとつで、


光も闇も無く、

時間さえ「自分」の中に在ったから、



ただ、「自分」は「在る」という存在だった。

「在る」か「無い」かでいわれたら、「在る」という、

1か0かでいわれたら、1 という、それだけだった。




「自分」は力を持っていた。





「自分」は常にふるえていた。



なぜかというと、そういう仕様だから。


ただ在り、ふるえる力を持っていた。





ふるえる力によって「自分」は「自分」の中に、

「ゼロ」でできた膜を取り込み、

分割していった。


ひとつひとつの「自分」が、かつて「自分」だった、大きなゼロの膜の中に、

たくさん出来、そして、「自分」と思い込んでいる、アワ玉のひとつは、

他のアワ玉は、「自分ではない」と認識した。




その認識が、すべてのアワ玉で起こった。

なぜかというと、ひとつのアワ玉と全く同じ見た目・中身のアワ玉は、

存在してないからだ。



分割したとたん、「自分」は不完全になった、が、

「自分」の意識のままでいたので、不完全さに気がつかなかった。



形的には、完全な球ではなく、そのままでは丸くはなれず、

せいぜい切頂八面体みたいにしかなれない。

細長く伸びてるのもいるし、隣りの「自分でないもの」がせり出すせいで、

狭い思いをしている「自分」もいるのだ。

だから、まず、形が不完全だ。

数値的には、完全な1ではない。足りない。



ひとつのアワ玉になった「自分」は、最初その形のまま、完全だと思っていて、

そう振る舞う。



すると、まわりのアワ玉たちから、「おまえは完全ではない」と言われる。

直接言われる事もあるし、態度で示される事もある。

まわりは、アワ玉の形・大きさを目にして、そう言うのだが、

「自分」はなかなか受け入れられない。


そのうち「自分」も、まわりには完全なアワ玉はひとつもない、と気が付く。


そうして「自分」と同じだと感じる不完全を持っているアワ玉に対して、

恐れ、怒り、責任をなすりつけるようになり、苦しむ。




本当は、「自分」は、永遠に存在する、大きなひとつなのに。

なろうと思えば、「かつての自分」と同じ、球になれる可能性を持っているのに。




「かつての自分」は、分割した「自分たち」を内包しながら、

ふるえ続ける。



ゼロはどこまでも、無限に浸透していく。

浸透するというのは、分割を続けるという意味で、

すべての数がゼロに置き換わり世界はゼロになる という意味ではない。


「自分」は、自分自身を、無限大まで、分割していく。

なぜなら、「数」に果てがないからだ。

それが「永遠」の由来で、世界のはじまりと終わりだ。



分割は無限大まで続くが、


ゼロが形を変えて伸びる率は、約2.71828倍 にしかならない。

それ以上に伸びると、膜がはじける。

ゼロの膜の寿命が、ひとつの「自分」の寿命だ。



本当は、この最初の、大きな「完全な自分」の球は、

三次元ではなくて、四次元以降にいるので、

中身がはじけると、それは、ひっくり返って、球の外に出るのだ。


そしてまた、新しい膜ができて、新しい「自分」が生まれるのだ。

「自分」の中身は、リサイクルされている。





あたしたちひとりひとりの「自分」は、この世界、この宇宙に

在るものすべて足して、完全でひとつだ。


その意味では、あたしたちは、ひとりも不必要な人間はいないし、

不必要な物質・不必要なものごと、出来事は無い。



この世界に在るものすべて、完全なひとつの「自分」にとって、必要だ。


かつての、最初のただひとつの「自分」を、神と呼ぶなら、

今この世界に在るものすべてが、「神」だ。



という事を、さっきお昼ごはんに、水菜と肉団子のスープを食べながら、

NHKの生活笑百科を見ながら、


ぼんやり考えていた。




以前、浜名湖競艇の横の道で、ぼんやり考えてた事も、こういう事だった。




でも、最初はひとつで、あとは永遠に分割しつづける、というのも、

力が外部から働いた、と考えないと、

ちょっと無理あるな、とやっぱり思う。


それで、力がどこから出てくるかはわからないけど、

「そういう仕様」という部分は、

統計学や確率を独学してる時に、思った事で、

それがあたしが、数式の向こうに、神様を見た瞬間だったの。


「そういう仕様」をつくったのが、まさに、神様だと思ったの。



数式というのは、たとえば、オイラーの等式とかなんだけどね。


posted by 辰多みか at 00:00 | ひとつの神と八百万の神 | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。