2013年05月30日

煮桃の思い出


あたしの生まれ故郷の特産物は、桃と葡萄なんだよ。

見渡す限り、桃と葡萄畑という中で育って、

一年中身近に感じてたわけだけど、

一番の思い出は、煮桃かな、と思う。

煮桃という名前でみんなが呼んでるかどうかは知らないけど…


記憶の中。

気温が上がってくる朝

学校は休み

日曜日か夏休みかな。


まだ寝ていたいけど、桃を煮る匂いで、目が覚めるんだよ。


煮桃が特に好きだったわけじゃないが…


おかあさんが、朝から桃を砂糖で煮てるんだ。

なんで煮るかというと、大量に桃を買うから食べきれなくて、

腐らす前に、煮てしまうの。

ジャムとは違うな。

今でいう、コンポートだね。


大量に買う、んでもなくて、売ってる一単位の量が多いってことなんだよね。

なんてったって特産地だからさ。


朝、桃を煮る匂いで起きて、朝ごはんには、あつあつの桃を食べるんだ。

ホントは、冷蔵庫で冷やして食べるとおいしいんだけどね。

熱くてもおいしいよ。


こっちに引っ越してきてから、桃は高級品でなかなか買えないし、

「いい桃」に当たる確率もよくないので、あんまり買わない。

やっぱ、農協で、どーんと箱で買いたいじゃんね。

あたしは、桃とブドウにはうるさいよ。


イチゴを煮たり、ビワを煮たりするたびに、煮桃の事を思い出す。



posted by 辰多みか at 23:00 | 日記 | 更新情報をチェックする
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