2013年06月06日

正義という名の武器を振りかざして


モラルハラスメントをする人は、

「悪い事してる」って、思ってない。

正当防衛だと、思ってる。


だから、たぶん、最初は、

はじめて会った時は、

とてもいい人。


モラルハラスメントをする人は、

(長いから、モラハラーに略すよ!)

たぶん、最初のうちは、絶対悪口とか言わない。

あ、たぶん、モラハラーになっても、「悪口」は、きっと言わない。


モラハラーってね、「悪口は絶対言ってはいけない」と強く思っているよ。

モラハラの被害者は、そんな事信じられないだろうけど。


モラハラをするには、相手が必要なワケで、

その相手を、「モラハラ被害者」としておこう。

ただの「被害者」だと、誤解を招くから。

なぜかというと、モラハラーも、心理的には「自分は被害者だ」と思っているからだ。


信じられないでしょう?

実は、モラルハラスメントの場面には、「被害者」と「被害者」しかいないのだ。

そんなバカな、て思っちゃうけど、ホントなの。


だってあたしがモラハラーだったから。

あ、大カミングアウトしちゃったわ。

て、前も書いたか。


実際は、モラハラ気味だったというか、

心理がモラハラーだったというか。


もしも、あたしが男だったら、か ん ぺ き に、

正真正銘のモラハラーになってただろうね。

おぉ、始末が悪い(笑)←笑ってる場合じゃねーッ

男じゃなくてよかった。

男だったら奥さんに逃げられてたわ。

そしてなぜ逃げられたのかも、さっぱりわからずに一生過ごしたかもよ。


モラハラーは、品行方正に、まわりを注意深く観察しながら、息を潜めてすごす。

そして、無意識に、「自分が傷つけられた」回数を、カウントしていく。

相手ひとりひとりに対して、カウンターがひとつずつ有るんだよ。


ある程度までは、保険の免責みたいに、カウントしても、なにも起こらないが

ある回数を超えると、一瞬で「スイッチ」がはいる。

そう、モラハラスイッチ。(いやだそんなスイッチ)

「聖☆おにいさん」風にいうと、「仏の顔カウントダウン」


そうなったら、もう、止められない。

だって、モラハラーは、傷ついているんだもの。

「相手のせいで」、傷ついているんだもの。

怒ったり不機嫌になったり、

それは、すべて「相手のせい」なんだもの。

やだー、モラハラ。



あたしは全然気付いていなかった。

あたしは、意識的にはただ、「相手のせいで嫌な気持ちになる」としか、認識していなかった。


あたしが自分で気付いていない上に、相手にしていた事は、

・「相手が悪いからあたしは正々堂々と相手を攻撃して良い」と思っていた事。

・最初は、こちらから相手を一切攻撃しない。しないかわりに、もしもされたら、それは完璧に相手が悪いと"思いたい"という事。

・相手があたしを傷つけてくるのを、実は、じっと待っていた事。

・「相手が悪い」のを証明するために、あたしはわざと不幸になっていた事。

・おなじく「相手が悪い」のを証明するために、あたしはわざと不自由になっていた事。

・どんな物事を見ても、「相手が悪い」の証拠探しと、「あたしは悪くない」の証拠探しをしていた事。

・「相手が悪い」と思い込むのは、「実は、悪いかもしれない自分」を見たくないからである事。

・相手からの攻撃をあびているように思っているが、実は「自分の本性」から逃げるのに必死である事。


そして、あたしは常に「あたしは悪くない」と心から思っていた。



いろいろうまくいかなくて苦しかった。

なぜ不自由なのか、さっぱりわからなかった。

そして、ある時、突然気付いた。

あの、浜名湖の競艇の横で。

「あれ…? あたしのやろうとしている事は、モラルハラスメントだ…」


「あたしは悪くない」と心の底から叫んでいたのに、

使った手段は、「悪い事」だった。

モラルハラスメントは、「悪い事」だよね、疑いなく。


あれ?、あたし「悪い」じゃん…


正論で、正義で、清く正しく「悪くない」と訴えていた手段が、

「相手にとったら悪い事」だった…


その時、世界がひっくり返ったの。

自分の中に中に中に、どんどん中に降りていったら、

出た先は、広大な、外だったの。



あ、あたし神様だったわ と 思い出した。

あ、そうか、みんな同じ、神様だったわ

やおよろずの神って、この事だわ。


憎しみでは、相手を動かす事はできないわ。

愛でしか、できないわ。

でも、愛は、相手を変える事も望んでいないわ。

ただそのままでいい と 言っている。



それが、すとーーーん、と腑に落ちた。

腑って、ちょっと堅かった。

生のゾウモツじゃなくて、ゆでたゾウモツくらいの堅さだった。


その時、心の中で言った言葉は、

「あぁ… 」だけなんだけどね。



それが、あの日、感じたことなんだよな。

でも、それでびっくりしすぎちゃって、

「至福」までには至らなかったな。

まだ、あたしが解消しなければいけない宿題が多すぎて、

答えをいっぺんで全部見ちゃったのに、やるのに、心がついてこなかったという。

今、ようやく、少しずつできるようになったの。



世界のモラハラー、

はやく、気付いて。


そうあたしは祈るよ、今夜は。




posted by 辰多みか at 23:04 | 悟った時のこと | 更新情報をチェックする
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