2013年07月08日

卵白リゾチーム


たまごのしろみにはね、

殺菌作用、というか、

菌の膜を溶かす酵素が入っているんだって。

その酵素の事を、

リゾチーム というの。



昔、風邪薬で、塩化リゾチーム配合 とかいうのあったじゃん。

あの、リゾチーム。


卵が常温で腐らないのは、卵白に、そういう働きがあるからなんだって。

自然の不思議だね〜。

卵黄はとっても栄養豊富で、腐りやすいから、

卵白のリゾチームで、守っているんだって。


人間の、鼻水とか、涙とかにも、リゾチームは、入っているんだって。

だから、体の抵抗力が落ちる時っていうのは、たぶん、このリゾチームが

うまく作用できない環境になってるって事だね。



あたしが、以前、酒石酸を買おうと思った、動機になった、一冊の本。

佐藤雅子さんの「私の保存食ノート」

とてもとても素敵な本。



その中にね、たぶん明治時代の話しなんだけど、

「作ったジャムをガラスのコップに入れて保存する場合は、必ず、卵白に浸した紙をふたにする事」

というような事が書いてあるのね。

最初読んだ時は、げっ(不衛生)と思ったけど、そうじゃなかったのね。

とても理にかなっていて衛生的ということ。


中学生の時、読んだ本の中に、スミレやバラのはなびらを、卵白に浸してグラニュー糖をまぶして

作る、砂糖菓子の事が載っていて、とても憧れたのだけど、なんだか不衛生な気がして、

作ったらすぐ食べちゃったりして、長期保存なんかはしなかった。


でも、リゾチームの事を知った今、安心して作れるよなーと思った。

昔の人の知恵って、すごいね。

たまご酒とかもね。

経験則で知ってたんだろうな。

ツバ付けときゃ治るとかね。

それはさすがにアレだけど…



posted by 辰多みか at 23:02 | おいしい科学 | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。