2013年07月10日

出光のふたつのマーク アポロとダフニー


ガソリンスタンドで、

赤い「アポロマーク」が看板なのは、

ご存じ、出光興産 だよね。


出光、つまり、太陽だから、太陽神・アポロなんだよね。



「アポロマーク」はホントに有名だけど、

実は、もうひとつ、マークが有るの、知ってる?


機械業界の人は、見た事あると思うよ。

もうひとつは、「ダフニーマーク」なの。


「アポロ」ブランドは、ガソリンや、車のオイルなどの、「アポロイル」製品で、

「ダフニー」ブランドは、工業用と船舶用の、潤滑油製品なの。


ダフニーマルチオイルとかあるじゃん。アレ。

結構、現場のおじさんは、「ダフニー」がなんだか、知らないんだよ。

あの「ダフニーマーク」を、アポロマークの正面顔だと思ってるし、

怖い顔のマーク くらいしか認識してないの。


「この人、女のひとなんだよ〜」と、あたしが言うと、

「ええっ!」ってなる。だいたい。



アポロとダフニーのお話は、いわずと知れた、ギリシャ神話で、

ものすごく有名(とあたしは思う)だから、みんな知ってると思ってたんだけど、

男の人って、案外、そういうの、興味ないんだ。

悲恋で、ロマンチックなのに〜〜。



あたしは、ダフニーマルチオイルって名前を会社で見た時、

出光の人は、浪漫がわかる人なんだな、と思ったよ。

でも、マークはもうちょっと美人にしてほしかったね…


キューピッド(エロス)の意地悪で、恋の矢を刺されたアポロと、

嫌悪の矢を刺されたダフニー。


ダフニーはニンフと呼ばれる妖精の一種だったと思う。

ぐぐったら川の精の娘、となっていたよ。

日本のギリシャ神話では、ダフネ と呼ばれる方が一般的だね。

アポロもアポロンの方が聞きなれてる。


アポロンは、ストーカーのごとくダフネを追いかけ、

ダフネはこの世の終わりとばかりに逃げ回る。

ついに、捕まる寸前まできて、ダフネは父に祈ったの。

父親は娘の悲痛な願いを、すぐに叶えてやって、娘をストーカー(?)から守ったんだよ。

うん、もともとはカン違いなんだけど。


ダフネはみるみるうちに、月桂樹の樹になってしまった。

アポロンは嘆き悲しんで、月桂樹の枝で冠を作り、それ以来、ずっと頭につけているの。

アポロンもダフネも、かわいそうだね。もともとはアポロンが調子づいてたからいけないのよ。

反省しなよね。


オリンピックで、優勝者にかぶせる冠は、この月桂樹の冠なんだよ。


月桂樹の葉は、シチューとか、スープとか、煮込み料理に入れると、いい香りが付くのよ。

樹は家の垣根にしてもいいよ。お料理にも使えて、役立つ垣根(笑)。


ダフニーマークには、添え物みたいに月桂樹の枝が描いてあるのよ。よく見てみてね。

そうか、今もアポロンに対して怒ってるから、あのダフニーマークは怖い顔してるのかな〜。


posted by 辰多みか at 23:00 | 香草・香料のこと | 更新情報をチェックする
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