2013年10月02日

ヤマタノオロチと台風と生贄

台風が来る前触れのひとつに、
空いっぱいに、放射状の雲が出る、というのが昔、百科事典に載っていた。
(ちょうど水平線のある一点から、くじゃくが羽根を広げるみたいな形で)

この間の台風で、あたしの住んでる場所は、ほぼ上陸地で直撃を受けた。
うちは高台にあるから、浸水の被害は受けないんだけど、
うちのまわりの畑は、まるで海か川みたいになっちゃって、
苗を植えたばかりの畝が、幾筋もの水の流れができて決壊してしまったのだ。
ちょうど、うちの前の道から、放射状に(扇状に)、低い土地に向かって。

それを見て、ヤマタノオロチって、この事かな、と考えた。
空の放射状の雲。地の放射状の水。
昔の、堤防がちゃんとしてない頃は、大雨が降ったら、必ず川が
氾濫しただろう。そう想像するのはたやすい。
龍なんかは、もろに「水」の神様で、ヘビもおなじたぐいだったろうから、
川が氾濫して、幾筋も流れがあらたにできてしまう事を、
八俣(股) と
言ったのではないかと。

くしなだひめは、ヤマタノオロチを鎮めるために、
生贄にされるんだけど、(ギリシャ神話のアンドロメダもそうだね)
台風が来て、毎年ニュースを見てあたしが思うのは、
必ず幾人かの人が亡くなっている。
防災に力を入れている現代でさえ、亡くなっている。
それもだいたい、台風の大きさと日本に近づいた距離に比例して、
算出できる計算式を想像できてしまうくらい、毎年、決まっている。

昔なんか、もっと亡くなっただろうから、
変な話だけど、どうせ誰かが犠牲になるのなら、いっそ…と…、
「考えて」しまうのも、わからなくはない。
うーん、そうね、もし自分の子どもが不治の病になってしまって、
どうせ一人の命が無くなるのなら、私の方を、と、
親が祈る、っていうのに似た感じかなと。
(生贄というのは、それを実行してしまう事だけど)

先日、好きでもない爬虫類を見に行ったのは、そういうのを考えるためでもあったよ。
昔の、ヘビ信仰とか、龍信仰とかね。
どの爬虫類が、龍に似てるのかな、とかさ。
恐ろしい自然現象が恐ろしい爬虫類に、結び付いたのかなー、とかさ。
体で、あたし自身の体で、感じるため。
(そしてヘビチャンにチョロっと触られて、ヒィィィってなった)

生贄については、「統計・確率」の方だと思うけど。
あっ、アンドロメダが生贄にされたのは、ケトゥス(化けくじら)
に対してなんだけど、星図を見ると、「くじら座」の絵は、もろ「セイウチ」なんだよ。
昔の人って、ライオンがこまいぬになっちゃったりね、昔の人の伝言ゲーム的な、
「怪獣」の伝え方って、面白いわぁ、興味あるわーと思うよ。
それか日本人の、「ケトゥス」の訳し方が間違ってたのか?


posted by 辰多みか at 16:56 | 地球・自然・環境 | 更新情報をチェックする
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