2014年04月10日

方向感覚

悟りの世界では、
方向感覚を、感じ取る事ができない。

なんてったって、回転体における回転してない中心だし、
なんにもないところだし、
なんでもあるところ。
中であって外で、
上であって下。
黒なのに白で、
マイナスなのにプラス。
一番真ん中なのに、一番外側なの。

だからそこにいったん落ちてしまうと(落ちたと感じたとたん
最上部にいる事がわかるんだけど)、
しばらく、方向感覚が、おかしくなっちゃうんだ。

落ちるのは、たぶん、生涯でたった一度だけど、
その一度から数年間、
方向感覚が、つかめなくなってしまう。

どちらに振れていいか、わからない。
振れていいのかさえ、わからない。
だいたい、「振れるのは、未熟者である」という思いを持ってしまうから、
振れないように、一生懸命になっちゃう。
「思考」が起きないように、
「静寂」でいられるように、
ぐらぐらしないように、
悟りにしがみついてしまうの。

そのうち、方向感覚が戻ってきて、
悟る前と同じように、地に足が着くんだけど、
「それじゃダメ」って、抵抗しちゃうんだよ。
しかも、地面は、地震波みたいに、ぐらぐら揺れているわ。

ここでね、本当に、二本の足で、立つんだ。
責任を外部に押しつける、という逃げを、すべて捨てて。
ぐらぐらを、楽しむんだ。
この一連の流れが、悟りとそのあとのプロセスと、
そもそもの生まれてきた意味だと思うよ。



posted by 辰多みか at 21:20 | 悟り | 更新情報をチェックする
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